濃縮乳酸菌飲料

100年近く前に発売され、今でも夏の風物詩であり国民飲料と呼んでもよい、濃縮乳酸菌飲料。
知らなかった意外なことがあるんです。
 まず、この乳酸菌飲料はパッケージをよく見ると乳酸菌飲料(殺菌)という製品ジャンルに該当することがわかります。
殺菌されているということは体にいいわけではないの?という疑問が湧くかもしれませんが、乳酸菌は実は死んでいても体によい影響を及ぼすものがあるんです!
さらに、殺菌前の乳酸菌が乳を発酵させることにより、乳たんぱく質を酵素が分解し、体によい成分に変えているんです。
これが100年近くも飲まれている飲料のよいところですね。
 次に、乳酸菌飲料を飲んだ時に口の中にできる凝集物、通称「カル痰」。
昔から飲んでいる方は、最近減ったことに気づきませんでしたか?
「カル痰」=乳酸菌飲料を飲んだ時に口の中にできる痰のような凝集物ですが、この正体は実は、乳酸菌飲料の原料に含まれる乳タンパクのカゼインと、唾液中の糖タンパクであるムチンが反応することでできるものだったんです。
濃く割れば濃く割るほど喉の辺りに「カル痰」ができてイガイガしたものです。
私が小さい頃はこの塊を食べることで贅沢な気分を感じていたため、親に隠れてこっそり原液のまま飲んでいたこともあります。
ところが最近この凝集物は減っています。
実は、ある乳酸菌飲料の原材料表示を見ると、昔は入っていなかった大豆多糖類と書かれています。
これは大豆から抽出された、糖がたくさん連なった多糖類なのですが、これがあることによって上記の反応を抑制し、凝集物を感じにくくする効果があります。
これによりイガイガが気にならなくなり、昔よりも今の方が我が家ではごくごくと飲んでいます。
もちろん適切な濃度に薄めてですが。

 これからもおいしくて健康な乳酸菌飲料を飲んでいきたいですね。